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7月12日(土)

晴れ ものすごく暑い

最近は勤めて読書の時間をとっている。と言ってもちょっとした空き時間(煮物をしながら鍋の前で)なのだが。
だから読書と言ってもほとんどが小説の類でいつか暇になったらと思っていたリストを思い出しながら図書館で探している。

「夜のピクニック」 恩田陸
修学旅行の代りに2日にわたって昼夜行軍をする高校三年生の話。
大人の世界は目の前にあり進める道は何本も伸びている、でも自分の立っている場所がはっきりと確認できない。希望と不安の入り混じった微妙で不安定な感じのする世界。振り返ってみれば・・・いい時代だった。
こういう話って結構好きです。女子高の演劇部の話の「櫻の園」とかね。

「傷 慶次郎縁側日記」 北原亞以子
某国営放送で高橋英樹が主演のドラマを放映していた。そのTVプログラムを何度か見て登場人物やその関係など知っているので話にはすんなり入っていけて時間つぶしにはぴったり。
時代小説多々ある中、取り合えずこのシリーズ物が楽しみ。
それにしても「皐月さん」が「安達祐実」はちょっと無いだろう。

「ららら科学の子」 矢作俊彦
60年後半、学生運動をしていた「彼」が闘争中事件を犯し、中国へ海外逃亡して30年後の日本に密入国をして帰ってくると言う浦島太郎の話。

よく仕事で新宿の副都心の超高層ビル群の下を車で通るたび「江戸時代の人たちがコレを見たらさぞや驚くだろうなぁ。」となんどもおもったものです。しかしこの小説のように、ほんのここ30年(それは「ほんの」かどうか判らないが)の時代の流れと言うものがいかに早く流れて行ってしまったかと言う事に同世代の視点を持った僕にとって取り巻く世界の変化は改めて見回してみて驚くばかりです。

”Don't trust anyone over thirty !”って思っていた僕らはもう「信用しない大人」のダブルスコアの歳になってしまうし今の子供たちは決してこんなことは露も思わないだろな。

 指方先生が逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。


Photo
アメリカオニアザミ


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コメント

矢作俊彦は大友克洋の「気分はもう戦争」の原作者として知っていたのですが、基本的にはこの小説もあの乗りです。

アメリカオニアザミは(原産地の関係で)ヒレオニアザミと訂正したそうですがこの名前が定着してこの名前が一般的になったとの記事もありました。

投稿: さんた | 2008/07/14 21:42

矢作の小説に興味あり。
少し前に奥田英朗の『サウスバウンド』を読んで面白かった。70年代の革命運動をこんな風に半ば茶化して表現するのもアリかな、と。

アメリカオニアザミ、ですか。
最近よく見かける(うちの庭にも出てきた)けど、そんな名でしたか。今のアメリカを象徴するような全身針で身構えたいやなやつです。

投稿: よします | 2008/07/13 12:10

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